堺五月鯉幟は、玩具商を営んでいた初代高田儀三郎が、名古屋の紙鯉をヒントに和凧職人につくらせたことがはじまりです。
真鯉に金太郎がまたがる図柄は、明治末期に高儀が考案して人気を博し、すっかり鯉幟の定番となりました。
手描きの最大の特徴は、型を使わないこと。特注の刷毛を数十種類使い分けながら、世界中から探し集めたこだわりの顔料で、1枚1枚を丹精込めて描いていきます。力強さと美しさを併せ持つ、色鮮やかな鯉幟は評価も高く、1品として同じものができないのも、手描きならではの魅力と言えます。
1986(昭和61年)に大阪府知事指定「大阪の伝統工芸品」に認定されています。
商品詳細
【特徴】
1)手描き
型を使って染めるのではなく“顔料”で“描く”。京都に特注している刷毛を使い、「手描き」にこだわる。裁断されたまっ白な綿布にまず目を描き、アタリをつけて下書きなしで一気にひげ、うろこを描く。七色の顔料を使い色をつけていく。“ぼかし”を入れることと、うろこ一枚一枚に“毛はけ”を施す(線を入れる)ことでぐっと立体感が出る。すべての工程はやり直しがきかない一本勝負。(手描きゆえ描いたものの上から訂正の筆を入れるとどうしても筆跡が残ってしまう。)
よく見ると、金太郎は顔が正面を向いている側と、後頭になっている側を描き分けてある。
2)真鯉に金太郎が乗っているのが最大の特徴。
3)鯉本来の形状
単なる筒状ではなく、本物の鯉のようにふっくらとした立体的な形状をしている。つまり胴が太く口が大きいため、風をはらんで大きくふくらむ。(筒状の鯉幟よりたくさんの布を使用。)
4)色
「舶来もの」など、こだわりの“顔料”を使う。こればかりは企業秘密とのこと。五代目が苦心して探し出したコバルトは美しい発色。プリントでは出せない深みのある色。
セット内容:真鯉(黒)1.2m・緋鯉(赤)1.0m・青鯉・吹流し
矢車・ポール(60cm×5段 60cm~2m30cm)・スタンド3本(60cm)・水タンク
パッケージサイズ:縦81cm×横47cm×高さ16cm
コンパクトなサイズでベランダ等にもおいていただけます。
素材:綿(ローン)100%
【商品の納期について】
こちらの商品は、受注後の発注となっております。ご注文いただいてから製作を開始いたしますので、発送まで通常よりお時間をいただく場合がございます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
【洗濯上の注意】
・蛍光増白剤の入っていない洗剤を使用して下さい。
・濃色については色落ちの可能性がありますので、単独洗いしてください。
・洗濯機のご使用はおさけください。
【企業紹介】
・商号 堺五月鯉幟「高儀」
・本社 大阪府堺市西区浜寺船尾町東3丁413番地
・電話番号 072-263-2205
・設立 明治初期
・事業内容 大阪府下で唯一、全国でも数少ない手描き鯉幟工房。
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